貼り付けタイプ

“カットアンドペースト”の意味は、文字と単語が単純に直線的に並んでいる、ワードプロセッサのような他のものと比べて、音楽編集プログラムにとっては、やや不明確です。従って、Rosegardenの譜面エディタは、分離された編集→カット(Edit → Cut)(Ctrl+X)と編集→カットアンドコピー(Ctrl+Shift+X)機能のように、異なったいくつかの貼り付けオプションを提供します。カットとクローズの意味は、セグメントを“カット”した時、セグメントに残っている領域はトラック中の、その後の部分全部を前方に移動することによって、トラックから見えなくする事を意味します。

Rosegarden's paste-type dialog

貼り付けタイプの操作は以下の通りです:

Restricted

クリップボードの内容を完全に含むために、存在するギャップ(休符以外を含まない)の十分なデュレーションを要求します。内容はギャップ中にペーストされます。もしも十分な長さのギャップが無い場合、貼り付けは行われません。

これは既定値の貼り付けタイプです。この操作のショートカットは、Ctrl+Vです。

Simple

その中に貼り付けするために十分な長さのギャップを作るために、必要なイベントを削除し、その中に貼り付けします。貼り付けられたイベントは、それゆえ、その貼り付けによってカバーされる時間中で存在する何らかのものを完全に置き換えます。

Open and Paste

カットアンドクローズの反対動作です。コンポジションの終了方向に向かってその後続くすべてのイベントを移動することにより、貼り付けるための領域を作ります。

Note Overlay

譜面エディタを使って、自分自身でクリップボード中の各音符を入力した場合、それが起こる方法で貼り付けに持ち出されます。もしも、それに何らかの音符がオーバラップしている場合、新しいか存在する音符は適切にタイで分割されます。

Matrix Overlay

マトリクスエディタを使って、自分自身でクリップボード中の各音符を入力した場合、それが起こる方法で貼り付けに持ち出されます。現在音符は貼り付けについては無視され、任意に新しい音符がそれにオーバラップすることを認めます。

これらすべては、現在の五線譜上の挿入カーソルの現在の位置に影響します。すべての貼り付けのパターンは、編集→貼り付け…(Edit → Paste…) (Ctrl+Shift+V)で選択することが出来ます。また、このダイアログ中で既定値の貼り付けタイプを変更することも出来ます。